ヒューマンドラマ

差別問題を扱う映画だけれど、愛に溢れた映画でもある。いろんな場面の“愛”や”愛おしさ”を見つけてほっこりする、実は最高のクリスマスムービー。

どんな立場であろうと夢は絶対に叶えられる。どんな見た目かではなく、目の前の人が大切ならば愛することができる。彼女たちから学べることは、魂でした。

頑固で偏屈な男が、孫娘と隣人の女性からの愛によって少しずつ柔らかくなるほっこり映画。しかし同時に計らずもダイアン・キートンのファッションセンスや歌唱力や男を立てる自立した女性像を学べる素晴らしい映画。

心臓の移植手術を終えてから、なんとなく生き方を見失ったケイトが、謎の好青年トムから、生き方を学んで前向きに生きていく物語。衝撃のラストがありながら、全体的に柔らかさとクリスマス特有の温かさを感じられる。

扱われている問題は、人種差別問題。でも差別は、もっと身近なところにもある。個人が個人の魅力・特徴を持つことは、豊かさであり、そもそも同じ人間など１人も存在しない。１個人１カテゴリなはず。"人種”という大きな問題と同時に、そんな"個性”と向き合いたくなる映画。

大切な人と、喜びや悲しみ全てを経験した人にしか分からないその先を、少し味見させてくれ、もっと大切な人との関係を大切にしようと思わせてくれる物語です。

バリバリ働くアン・ハサウェイ演じる女性と仕事にひたむきなロバート・デ・ニーロ演じる老紳士から、仕事のモチベーションをもらえます。