洋画【セイフ ヘイブン】サスペンスのような臨場感を纏った新感覚の恋愛映画

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Woman’s おすすめポイント

訳ありの過去を持つ女性が、心機一転、無造作に選んだ小さな街で、新たな人生を歩もうとする姿は、どんなに今がつらくても、いつでも幸せになるチャンスがあることを教えてくれます。また、自分の秘密を知った後でも、目の前の人は自分を愛してくれるのか注目のシーンがありますが、これはどんな女性も持っている気持ち。どんなにありのままの姿を見せても愛してくれるか?という問いは、いつでも持っているものです。ジョシュ・デュアメルは、そんな女性の心を温めてくれる懐の大きな男性役ですが、まさにピッタリと言えるでしょう。安定感と男らしさがあり、あんな目で見つめられたら心がほどける女性も多いはずです。自然体なジュリアン・ハフもまた、ナチュラル美人で、カントリー感にもマッチしていました。なかなか素直になれなかったジュリアン・ハフ演じるケイティが、心を開いていく姿はとても愛らしく、“強がる女性が実は弱い”という、まさに守ってあげたくなる女性像を見事演じています。予想外のストーリーを見せてくれる物語とはまた別に、『こんな場所でのんびり過ごしてみたいな~』と、思わず思ってしまいそうな綺麗なロケ地も魅力です。

ジュリアン・ハフがヘルシーでナチュラル

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ジュリアンはダンサーや歌手としても活動している女優ですが、そのため他の出演作品は、ダンスや歌系のものが多いようです。同作でもジュリアンはその小麦色の肌や、輝く金色の髪の毛や、飾らない雰囲気が良く際立っていて素敵です。着飾って綺麗なのはもちろんですが、ナチュラルな姿が美しいと、それだけで見入ってしまいます。ジュリアンのブルーの瞳は、見つめられたら逃げられません。また、彼女の魅力はもう一つ。口角が上がった小動物のような口元です。海外では唇に厚みがあるスタイルを好む人も多いようですが、ジュリアンの持って生まれたままの唇は、厚みもちょうどよく、唇の形が際立って綺麗です。彼女のヘルシービューティーな魅力は、老若男女問わず見入ってしまいます。

ジョシュ・デュアメルはザ・アメリカンハンサム

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ジョシュは、冒頭でも紹介した通り、安定感と男らしさのあるハンサムです。これは独断と偏見ですが、“ザ・アメリカン”な見た目が、今回のローカルな場所にもピッタリでした。これは良い意味でなのですが、ジョシュはちょうど良いイケメンなのです。最近の美男子は、つるんとした肌に、整った眉に、髭はなし、そして当然整った目鼻立ちといったスタイルもよく見かけます。ある意味わかりやすいイケメンです。その点ジョシュは、日焼けした肌、生えっぱなしとまではいかないけれど存在感のある眉、顎や口の上の髭と言った出で立ちです。目鼻立ちはもちろん整っているのですが、程よく荒っぽく、見た目をそこまでこだわっていない感(本当はこだわっていたとしても)があるワイルドさが、“ちょうど良いイケメン”な印象です。Tシャツに短パンにビーチサンダルというシンプルな着こなしでも、“ワイルド”を着こなしている彼は、洗練されて格好いいのです。そんなざっくりとした雰囲気が似合う、“ザ・アメリカン”な“ちょうど良いイケメン”のジョシュは、父親役にピッタリでした。

原作者ニコラス・スパークスは雨とボートと南部がお好き?

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【セイフ ヘイブン】はニコラス・スパークスが原作者ですが、同じくニコラスが原作者である【きみに読む物語】とリンクするシーンは多くあります。主人公の2人が雨に降られるシーンや、サイプレス・スワンプという沼では、【セイフ ヘイブン】ではケイティとアレックスが、【きみに読む物語】ではノアとアリーがボートを漕ぐシーンが撮影されています。(参照:https://safarilounge.jp/online/culture/column/detail.php?id=4957)

そもそもこの2つの作品の舞台となっている場所は、アメリカ南部。ニコラスがイメージしている世界観に行ったりなのでしょう。ニコラスのイメージだけでなく、南部の街並みや空気感は、他映画の監督のお眼鏡に叶うことが多いようです。【セイフ ヘイブン】ではノースカロライナ州のサウスポート中心に撮影されたようです。(参照:https://www.gousa.jp/trip/southern-movies-location

With Moviesでは【きみに読む物語】の紹介もしています。

この映画のジャンルはサスペンス?ラブロマンス?

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映画のジャンルがサスペンスかラブロマンスか分からない映画なんて、信じられないと思うかもしれません。でも、実際に味わってみればわかります。一般的には、サスペンスドラマの中にある、ちょっと平和なシーンは、それほどまでに主張せず、すぐにサスペンス要素のある場面に展開できるような、ちょっとしたサスペンス的匂わせがあるイメージですが、この作品はラブロマンスとサスペンスが交互に切り替わり紡いでいくイメージです。どちらのストーリーも同時に進めていき、最後に交わり全体像が明かされていく感覚は既に新感覚でありながら、さらに最後にサスペンスともラブロマンスとも言えない、この物語を通しての布石が明かされることになり、あっけにとられて見終えることでしょう。様々な異素材を組み合わせて居ながらにして、感動やポジティブな気持ちにさせられた唯一無二の映画でした。

現代社会に生きる人へ、再出発のエール

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この物語では、DV、正当防衛、アルコール依存症、死別した母親の子供たちの傷、妻に先立たれた夫の立場、継母の障害、思春期の子供の扱いなど、様々な悩みが含まれています。そして、それらを抱えた主人公のケイティとジョシュが、再出発をする物語ともいえるでしょう。ケイティが友人となったコビー・スマルダーズ演じるジョーが、人生はやり直せると言ってケイティを励ましますが、何か悩みを抱えている人の心を軽くしてくれる内容に、再出発を後押しされる人も少なからずいるのではないでしょうか。

Women’sおまけポイント

サスペンスと思って観るもよし、ラブロマンスと思って観るもよしな映画はなかなかありません。ラブロマンスにピッタリの綺麗な景色と主演の美男美女という女子に嬉しい世界観を味わいながら、ドキドキハラハラする展開や“怯える彼女を守る彼”的面白さをも味わえる映画です。サスペンス要素が強すぎると、少し暗い雰囲気のスクリーンが続いたり、見終えた後に気持ちが滅入ったりと、サスペンス映画に苦手意識を持つ人も、気軽に見ることができることでしょう。最後に仕掛けられた感動のエンディングにも、ぜひ注目して楽しんでいただきたい作品です。

kato

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